【archives】〜人気の記事から〜THE RAMPAGE OUT of MUSIC

【archives】〜人気の記事から〜

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE

インタビュー=斉藤碧

 

――『Lightning』は、稲光というタイトルからもわかるように、THE RAMPAGEらしいHIP HOPテイストのトラックと攻めの姿勢を感じさせる歌詞が印象的な1曲になっています。

壱馬●この曲は、1回目の武者修行の後くらい……2014年の年末くらいにデモを聴かせていただいたんですけど、デモの段階でめっちゃくちゃかっこいいなって思って。衝撃そのものでしたね。「これがやりたかったんだよ!」って思いましたし、THE RAMPAGEとして、早くこの曲をパフォーマンスしたいなって思いました。

北人●インパクトがすごかったですね。イントロのビートの強さ、そこからのラップがあって、インパクトの強いサビがあって……僕も「早く歌いたいな」って気持ちでいました。

RIKU●僕も「来たこれ!」って思いました(笑)。初めてこの曲のデモを聴いた時は、この曲がデビューシングルになるとは全く知らなかったんですけど、これをなんとしてでも形にしたいという想いでレコーディングを重ねさせていただきました。

――ということは、CDに収録されている歌声の前にも、2年間で何度かレコーディングしているんですね?

壱馬●そうですね。まず、2014年に1回レコーディングさせていただいて、2016年に再度レコーディングさせていただきました。この2年間で各々が追求してきた音楽や歌の表情が全然変わって、当時とはまた違った3人の個性が出ていますし、すごく進化したなって感じましたね。

――33様、歌声の方向性が被らないですもんね。改めて、そんな3人の歌声をメンバー自ら紹介すると?

壱馬●まず北人は、彼が持ってる素直さだったり、純粋さというのが、そのまま声に乗ってる感じがあって。THE RAMPAGEのまだ未熟な部分を、彼の声が表現しているんじゃないかなって僕は思っていますね。歌声もシルキーヴォイスというキャッチフレーズがついているんですけど、滑らかですごく聴きやすい声だと思います。

北人●RIKUさんは高い声が出るんですけど、高いままキープする能力に長けていて、THE RAMPAGEのクオリティーを上げてくれている存在だなと思います。なおかつ、RIKUさんはR&Bが好きなんですけど、そういうセクシーな歌い方もできたりして、すごいなって思っています。

RIKU●壱馬は生まれ持った天性の歌声の持ち主ですね。THE RAMPAGEの主軸となる色を1番強く表現してくれているのが壱馬の歌声であり、壱馬の表現なので……無い物ねだりになっちゃうんですけど(笑)、うらやましいなぁって思います。それは北人に対してもそうなんですけど、僕にないいいところをたくさん持っているので、2人とも必要不可欠な存在です。

――EXILE TRIBEにはたくさんのダンス&ヴォーカルグループが存在しますけど、お互いに魅力を認め合えるヴォーカルが3人もいるのって、強みですよね。

RIKU●そうですね。EXILE RTIBEの中で、ヴォーカルが3人いるのは初めての形なので、それだけでも新しいですし、3人いることでいろいろなかけ算ができるので、表現の幅が広いというのは、自分達の強みだと思います。結成当初は、歌声がぶつかってしまったり、上手く歌えなくて悩んだこともあったんですけど、マッチしてみたらすごくハマるので。今では自信を持って歌えていますね。

壱馬●本当に、お互いがお互いを高める存在なんですよね。これからもっと、お互いの魅力を引き出しあって活動していけたらいいなと思います。

北人●3人とも負けず嫌いだと思うので(笑)、良い意味で刺激し合って活動できていますし、刺激し合っているぶん、より良い音楽ができるんじゃないかなって期待がありますね。最近は本当に3人の声がマッチしているのを実感しているので、これからが楽しみです。

――『Lightning』はMV(Music Video)も撮影されたそうですが、パフォーマーのお二人としては、どういったところが見どころだと思いますか?

陣●カメラワークだったり、パフォーマーのダンスの構成も、自分達でアイデアを出し合って、本当にTHE RAMPAGEが表現したいものが詰まっているMVになったのかなって感じますね。見どころとしては、メロディーからサビにかけてワンカットで撮影したシーンがあるんですけど、そこではヴォーカルチームも合わせてメンバー16人でパフォーマンスしていて、すごくストリート感が出ていますし。撮った場所もコンクリートフィールドみたいなところで、THE RAMPAGEがやりたい方向性はこういう感じなんだっていうのがすごく表現されているので、そこはぜひ観ていただきたいです。

LIKIYA●今回は自分が振付させていただいたんですけど、自分達が思い描いていた通りの作品が作れたなと思いますね。この曲のMVEXILEさんのMVなどを撮影されている久保監督に撮っていただいたんですけど、「本当に自分達がやりたいようにやっていいんだよ」とおっしゃっていただいて、自分達の意見もたくさん出しながら制作していったんです。だから、時には現場のバイブスで取り入れた要素もありましたし、現場の生の感じがすごく出ているなと感じていて。ライブでも、MVで表現した通りの気迫や本気で向き合っている姿を、お客さんに伝えられたらいいなと思っています。

(OUT of MUSIC vol.49 一部抜粋)